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4コマ漫画家を目指すブログ。
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IMG_0515.JPGということで、みんなで観ようヤッターマン!

いやぁ、阿部サダヲはいいねぇ。
真剣なシーンで金玉連呼するから迂闊にも爆笑しちゃったよ!
そのくだりが終わっても数十秒思い出して笑いつづけてた。
あの超真剣なシーンで「オレの金玉が持たない」って。
ケンコバのトンズラーが飯を吹き出しまくるシーンでも笑った。
いかん、結構笑ったぞ全体通して。
そしてヤッターワン弱すぎてガッカリだよ!!
でもクロマニヨンズのヤッターキングのうたが聞けて満足。
ブルーハーツファンだからねー。
ヤッターワンのくだりが全体的に冗長でどうでもいい今作だが、面白いので興味のある人は是非。

さて、ここからドラゴンボールの話だね。
以下、ネタバレ全開なので、一度観た方か一生観ない方以外は目を通さぬよう。
あと、批判ばっかりする人って嫌われるけど、今回は嫌われても構わない。
浜崎あゆみもエンディングテーマでそんなこと言ってた気がする。

今回はね、原作信者としてのアレを精一杯押さえ込んで、いいところを探しながら観たよ。
うん、ドラゴンボールとして見なければ、の言葉を信じてね。
うん、で、とりあえず思ったこと。

ドラゴンボールとして観なくても面白くないぞこの映画!!!?
全ッ然つまんねぇ!!何でだよ!?
原作ぶっ壊してまであちこち好き勝手にやってるのに、その結果面白くないってどういうこと!?

面白かったシーンは、冒頭のじいちゃんと悟空の、綱の上での組み手かなぁ。
「お、さすが、アクションはすごいな!こりゃ案外楽しめるかも!」と期待させてもらった。
見事に裏切られたがな!!
というか、じいちゃんだけが棒使ってたり、「先に地面についた方が負け」ってルールなのにじいちゃんが地面を棒で蹴って体勢を整えたり、「アンフェア」という言葉がまっさきに浮かびました。
悟空はまったく気にしてないようだから、本人がそれでいいならいいけど。

悟空がイジメっこを撃退するシーンもなかなか面白かったな。
自分から手を出さないというのに関心した。
あの使い方なら問題ないだろ。
ああ、なんかハリウッドだなぁと思った。
ていうかすげぇハリウッドだなぁと思った。
「超パワーを隠すためにいじめられる」とか。
もうこの時点で悟空とは何のかかわりもないキャラクターになっちまってますが。
主人公は悟飯にした方がまだ自然だったんじゃなかろうか。

で、えーとね、多分、面白いと思ったシーンはこれで全部かな。
全部、冒頭の10分くらいまで。

学園でのパートをわざわざ作ったんだから、ちゃんと意味のある物にしてほしいもんです。
悟空の性格が全然違うのだから、いっそまったく違う話にすればいいのに、中途半端に原作を使うから変になる。
そのままならそのまま!
変えるなら変える!
どっちかにしてください。

超パワーを隠していて悟空がいじめられていた、というのが別にのちのち面白い効果を生むわけでもなく、ただ単にチチとのハリウッド的ラブを演出したかったがための展開。
しかしチチの存在がのちのち面白い効果を生むわけでもなく、「映画にはヒロインが必要」みたいな固定概念を曲げなかっただけの存在。

悟空のキャラもアレだった。
「原作の悟空と全然違う!」とかいうくだらねぇ理由で難癖つけるわけではなく、単純に魅力の無いキャラだった。
魅力がないっていうか、普通の思春期の少年だった。
こいつのキャラで特筆できる部分は何もない。
唯一の魅力は吹き替え声優が山口勝平だということ。

ワシはね、このドラゴンボールを笑って観ようと思って映画館に足を運んだ。
「あーあ、こんなになっちゃったか」とか言いながらね。
ワシの想像してたこの映画は、もっと「楽しい」ものだった。
でも、期待に反して、まったくもって笑えなかった。

この映画、チチの存在がすべてを安いハリウッド映画に落としていると思う。
悟空の修行シーンでの登場はもう…なんだろう、監督、無理あるでしょう。

で、かめはめ波は、うろ覚えだけど、空気を操る術みたいです。
宇宙のエネルギーを取り込んでどうのこうの、みたいな説明してました。
だが、銃で撃たれて死にかけた悟空に亀仙人が「かめはめ波ー!!」と気を打ち込むと、悟空がまさかの完全復活。
え…あの、なんだろう、かめはめ波って、この作品でどういう類の技なんだ?
原作を一端置いておいて考えても、まったく曖昧な存在のまま終わりました。

というか、総じて世界観が適当すぎる。

ワシがちゃんと観てないだけかもしれんが、まずはホイポイカプセルの存在。
悟空はどうやらカプセルの存在を知らなかったようです。
ほほう、どうやらこの作品ではブルマが独学で作ったとかそんな感じの…。
と思ったら、ヤムチャが「新型のうんたら」とか言ってブルマのカプセルマシンをくれと言い出したました。
新型…ってことは、市販されてるのか?
じゃあなんで悟空は知らないんだ。
悟空は普通に高校にも通ってるし、田舎ってわけでもなく、割と都会っぽくも見える。
いや、バイクそのものは市販品で、それを小さくなるようにブルマが改造したのか…?
それなら辻褄が合うかもしれない。謝らなければ。
まぁ、ホイポイカプセルは、そのバイク以外何も出てこなかったけど。

あ、ピッコロと胴着悟空が対峙するシーンはかっこいいと思った。
しかし、脚本がなんか…イマイチ?
「何でそこでそんな台詞がでてくんの?」ってのがいくつもあった。
日本語訳にあたっての弊害だろうか。

というか、ピッコロが「大猿はお前だー(うろおぼえ)」と悟空に言ったとき、今までそんな伏線全然なかったのに、悟空がすぐさま「嘘だー(うろおぼえ)」と言ったのにすさまじい違和感。
いや…一瞬「…え?なんだって…?」とかキョトンとしたあと、ピッコロさんがちゃんと順を追って説明して、「嘘だー!」でしょう。
ていうか大猿全然でっかくねぇし!!!
(2mくらい?)

ヤムチャに落とし穴に落とされ、なんだかんだ夜までその場で足止めをくらった時、亀仙人がまさかの普通にジャンプして脱出、「遊びは終わりだ」というシーンも、違和感を通り越してわざとやってんじゃねぇかと思った。
一刻を争う事態、少しでも時間は無駄にできない、ってな感じで物語進んでるのに、なんで何時間もそこにいたんだよ!!
ピッコロについての話をするタイミングを作りたかったんだろうが、そんなもんは移動しながらでもできる。
炎に映し出す演出がやりたくてその状況にしただけか。
というか別に足止めされた状況じゃなくても、毎日野営するんだろうからその時焚き火使ってやれよ!
ヤムチャをきっかけにドラゴンボールを手にいれて、仲間にするきっかけを作るためだってのはなんとなく分かるが、そんなこと言ったらまずヤムチャがこの映画にいらない。
いや、マジで。
観れば分かると思うが、チチとヤムチャ、いなくてもまったくもって成立する。
いることによって面白くなってるわけでもなく!

その後、ものっすごいすっ飛ばしてあっという間にブルマとヤムチャが恋仲に。
(しかも、第一印象で仲が悪かったのに、ちょっと意見が合ったという描写だけでキスシーンへ)
悟空とチチもそうだが、この映画は人間関係をしっかり作り上げることを完全に放棄している。

悟空は、大猿になった時に亀仙人を殺してしまい、最後シェンロンで亀仙人を生き返らせる。
じいちゃんも一緒に生き返らせろよ!!
言っとくがな、じいちゃん目茶目茶未練残した死に方だったからな!!
孫の誕生日に料理作って待ってたのにてめぇが抜け出してパーティに行って、待ってる間に殺されたんだからな!!
自分が殺してしまったから亀仙人を生き返らせたかったんだろうがな。

ピッコロの手下のマイが何者なのかも一切語られず。
原作ではピラフの手下だったが、この映画では「ボスには美人の側近」という記号のためだけに存在しただけに見える。
ピッコロが2000年の封印から復活したくだりも特に説明なく、どういう経緯で手に入れたのかわからない巨大機動空中要塞。(超科学的な外観。超近代的なテクノロジー。ピッコロの血液からクリーチャーを生み出すというピッコロ専用のシステムも。最終決戦時には特に登場しない)
まともな筋書きなら、原作の通りピラフのような大富豪がなんらかの企みでピッコロを復活させ…というのが自然だろうが、その辺はどうでもいいようだ。
ハリウッド的にもその方が自然だろう。

世界観が曖昧なのと同時に、人間関係も曖昧で、しかも強さの設定も曖昧だ。
悟空の超パワーがどの程度のもんなのかがまず曖昧だ。
ピッコロは、ダースベイダーみたいに、手をかざしただけで相手を「ぐああ」ってな感じにさせて、一軒家をサイコキネシスで倒壊させるほどの力を持つ。
悟空は、5人以上の人間を相手に一発も当てられることなく、相手が同士討ちするまでよけまくる身体能力と、気功波的な技を持っている。(初期の威力はブルマすら気絶させられない威力)
その後亀仙人の修行を受け…と言っても、背中に数十キロの荷物を背負ってバイクと並走していただけだが。
実技的なことはほぼ無し。
最後の最後、かめはめ波の指導を受けたが、チチへの性欲というドーピング的な感じでクリア。
(気を操るには集中力が必要ということだったが、チチの誘惑で(何故か)集中力が上がり、あっという間にクリア)
ちなみにその後ピッコロの手下に銃で撃たれ、瀕死の重傷を負う。
しかも、物語も終盤で、恋仲みたいになってたチチと偽チチを見分けられず、本物をぶっ飛ばす。
心技体ともに、ピッコロに対抗できそうにねぇぞコイツ…。
で、そのまま最終決戦へ。

亀仙人の魔封波が失敗し、悟空はピッコロの前に立つ。
ピッコロにかかれば間違いなく瞬殺だと思います。
ここは普通、ちょっと殴りあったりの応酬が入るところですが、ちょっと会話してすぐに悟空が大猿に変化。
展開早ッ!
そしてちょいちょい暴れたあとに亀仙人を絞め殺し、大猿状態解除。
ピッコロと殴り合いますが、何故か紳士的な性能にグレードダウンしたピッコロといい勝負をする。
最後は大猿の力を自分の物にして(?)かめはめ波を発射しつつピッコロに体当たり(?)して勝利。
前方にかめはめ波を発射しつつ、自身も前に進むという。
おそらく原作で悟空がピッコロを倒したシーンをオマージュしたのだろうが、あっちは気功波を推進力にして自ら突進して、拳で貫くというもので、というかかめはめ波そのものが相手にぶつけてダメージを与える技であって、自分もつっこんでいく必要はまったくないだろう。
そんならゲッターロボの真・シャインスパークみたいに、前進に気をまとっての体当たりにすればいいけど、わざわざかめはめ波会得までの(しょうもない)エピソードやっちゃったから、かめはめ波を使わざるを得なかったわけか…使わざるっていうか、普通に使ってれば問題なかったんだけど。
おそらく誰もが(原作知らない人でも)セルと悟飯がやったかめはめ波のつばぜり合いみたいな物を期待したのに、こんなわけのわからん絵にできるとは。

そして横たわるほぼ無傷のピッコロ。(うろおぼえ)
勝ったようです。
で、みんなで死んだ亀仙人に駆け寄る。
さっきの倒れてるワンカット以外ノータッチなのはなんでだよ。
ピッコロ本当に死んだの?
タッチのカズヤみたいな綺麗な顔してたけど…。

シェンロンを呼び出し、亀仙人のじっちゃんを生き返らせる一同。
数多くの犠牲者が出た中、なぜこのじいさんだけを…。

そしてチチのところへ帰ってきた悟空。
「どっちが強いか決めましょう」みたいなことをチチが言って、観客の誰もがどうでもいいと思っているだろう空気の中での一騎打ち。
エンディング。
この作品にチチいらなかったろマジで。

そしてエンディング後、謎の女が薬草を煎じ、ベッドへと歩み寄る。
そこには目をぱっちり開いて完全に意識のあるピッコロの姿が。
めちゃめちゃ五体満足です。
そこは目閉じてたり、首だけだったりしろよ!!!

えー、と、完璧に続編作る気満々の終わり方でした。
個人的にはもういいです。

しかし声優さんは偉大です。
悟空役の山口勝平さんのおかげで、大分まともに観れました。
ピッコロ役のホウチュウさんも素敵でした。
日本に生まれてよかった。

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コメント
同じ愚を繰り返すのも、人間の真の姿?
やっぱり駄目でしたか。
私も「ピュ~と吹くジャガー」を観て絶句したクチですが、日記を拝見した感じだと更に酷いようですね。
少年週刊ジャンプの作品を実写化してもロクなことにはならないというのが真理なのでしょう。
シティハンターとか北斗の拳とかの前例があったにも関わらず懲りていないのが、なんとも…。笑。
【2009/03/16 21:03】 NAME[白髭狂信者] WEBLINK[URL] EDIT[]
マーブルヒーロー的な感じで
Zの方を映画化したら、まだ面白いものになった気がします。
ジャンプはルーキーズが唯一実写で成功しましたけど、北斗は…ひどかったですね…。

次に予定が入ってる実写化の犠牲者は、エヴァンゲリオンですね。
とりあえず世界的人気の作品を映画化しよう、って方針なんとかならんもんですかね。
【2009/03/17 07:05】 NAME[吉緒(管理人)] WEBLINK[] EDIT[]


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男性
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4コマ漫画家になりたい。
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漫画とかゲームとか、うん。
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・4コマ漫画家目指してもそもそ活動中。

・メールアドレス
~yoshiotokk@arrow.ocn.ne.jp~
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最終掲載日 2011.6.25 
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