さて、長らく噂されていた「PSP2」あらため
「NGP」がとうとうそのベールを脱ぎました。
簡単な仕様を抜粋しますと、
・PS3並の性能
・前面・背面タッチパネル搭載
・3G回線・Wi-Fi対応
・アナログスティックを左右に配置
といった感じでしょうか。
かいつまみすぎるとあんまりアレですが、ともかく驚きの性能です。
PS3で出たソフトを、ほぼ遜色なく稼動させることができるのですよ。
背面タッチは今の所未知数です。
FPSの照準合わせなどに役立ちそうですね。
SCEが用意したデモソフトでの使い方はなかなか楽しそうでした。
手のひらであれほどの映像が動かせるとなると、なかなかロマンのある話です。
3DSのファンタジーとはまた違う、まっすぐな大鑑巨砲ロマンです。
正直、HD機で出されてるソフトでやりたいってゲームあんまり無いのですが、そのロマンに触れてみたいというだけでも理由は十分です。
ただ、今の所不安視されるのは、まずバッテリーですね。
GC並のパワーを持つ3DSは、3D機能オフで8時間持つそうですが、3Dオンにすると3時間くらいだそうで。
PS3並のパワーを携帯ハードで稼動させたとき、どんなことになるのか。
残念ながら今回のプレゼンではそのあたりについては触れられませんでしたが、おいおい出てくるでしょう。
そして3G回線。
3G回線対応ということですが、ドコモと契約することになるのか。
Wi-Fi対応でもあるので、3Gを使わなくてもいい、というのならいいのですが、もしも絶対契約しなくてはいけないというのなら、月額だけでかなりの額を持っていかれること請け合い。
そこについても今回は触れられなかったので、おいおいです。
最後はソフトウェアの面について。
ワシとしては、3DSの時点で「作る側のコストが大変なことになるなぁ」と思っていたのですが、今回はさらにその上が来てしまいました。
「作る側の都合なんて関係ねーだろ!」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、こういうのは直接ユーザーまで回ってきますからね。
ワシとしては、3DSもNGPも、しばらくは移植移植になると思います。
3DSにはPS2~Wiiのソフトの移植(3D化)で、NGPにはPS3からの移植。
移植できるもんが無くなってからの動きがどうなるかが問題です。
PS3/360で開発したソフトの後発マルチとかで対応することになるとは思いますが。
結果、サードパーティの開発リソースはHD機用のソフトにさらに重視されるような気もしますね。
3DSはファーストである任天堂が人気ソフトを持っているので、どっちもラインナップとしてはどっこいな感じか。
ただやはり、DS・PSPのようにまったく新規のソフトっていうのはかなり減りますよね。
競争相手不在ではダメになりますが、今回現れたNGP。
ゲーム業界が活気付くごとに繋がるのか、それとも負のスパイラルへと加速させることになるのか…。
とりあえず、初報である今回は結構好感触なので、このままマイナスニュースがこない限りは、欲しいですね。
ていうか「NGP」って「ネオジオポケット」とかぶってんじゃねーか。
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