そんなこんなでお久しぶりの更新となります。
新年のご挨拶回りも、今更になるのでしない方がいいだろう。
2ヶ月くらいぶりか。
勉強勉強の2ヶ月でした。
先月送ったネームの直し、送ったものの、色々根本的な問題が発覚して頓挫。
今度ばかりは色々落ち込んだ。
今までで一番悩んだ。
担当さんいわく、「ワンパターン」とのこと。
ワシのネタは「ボケとツッコミ」ばっかりだとの指摘。
そもそもワシはネタってものは「ボケとツッコミ」以外で考えたことがほとんど無かったので、この指摘にいかに衝撃を受けたか自分でもイマイチ計り知れない。
ワシの中では、「いかにボケるか」と「いかにツッコむか」しかなかったのだ。
「それでいい」「それが当たり前」と思っていた。
まさかそれが問題とも思わずに。
他の作品を読んでいても、どういうパターンのツッコミがあるのかとかしか見てなかった。
たまにツッコんでない漫画を見ても、それはまた「ツッコまない」というパターンのツッコミの仕事だと思っていた。
「AさんとBさんが存在して、AさんがボケてBさんが反応する」
それを基準だと思っていたが、なるほど、お笑い芸人のネタを見て笑いを学ぼうとしすぎた弊害かもしれん。
ワシにとって、4コマの一本一本はショートコントだ。
すべてが4コマのうちに展開して4コマのうちに完結する。
または直前の一本の存在を踏まえての4コマもあるが、それはあくまでも「ショートコント、○○」に対する「ショートコント、○○2」だ。
漫画のキャラ表を作るときも、キャラの名前の下には「ボケ」「ツッコミ」と絶対役割を入れてたし。
最近のネームでも、メインキャラ2人がいるが、どちらも違う方向の「ボケ」と、お互いの違う部分に対する「ツッコミ」を兼ね備えたリバーシブル仕様だった。
最初から「ボケとツッコミ」ありきで考えていた男が、何年目かわからん今やっとそれに気づいてしまった。
気づかされてしまった。
そして今までおざなりにしすぎてきた他のパターンを、何年目かわからん今勉強している。
なんだか説明のつけられない感情だが、多分後悔に似てる。
だがちゃんと気づけてよかった。
いつだってそうだ。
ちゃんと気づけてよかった。
気づかないままじゃなくてよかった。
後になればなるほどに辛かったと思う。
最近、ささいなことでも忘れないようにネタ帳も作った。
ポケットに入るサイズのノートで、いつでも持ち歩いている。
数えたら既に50ページ以上書き込んでいたが、半分くらいは使い物にならないか使いどころが分からないネタだ。
やっぱりボケとツッコミが多い。
しかしそうじゃないネタも少しずつストックできてきた。
前向きに考えれば、良い方に向かっているのだと思う。
色々泣きそうになったこともいっぱいあったけど、私、元気です。
2010年。
去年の抱負は一切かなうことがなかったが、今年の抱負は
「前へ、前へ」。[0回]
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