今回の書きかけの頃の1コマ。
左が主人公の
おひつじくん。
右が友人の猫
ししゃもさん。
前に一度羊ネタで投稿しようとしたとき考えた設定では、おひつじくんはファンタジーな存在でもなんでもなく、遺伝子工学の権威、
乙女木博士の実験によって生まれたスーパー羊だった。
その設定でも良かったのだが、あんまりぶっとんでたり、説明文が固かったりしていまいちだったので、そのまま封印された。
あと、プロット段階では野良猫だったししゃもさんは都合上飼い猫になった。
テレビを見てるのが「乙女木さんち」の
乙女木姫子。
さっき言った前身作では乙女木博士の娘という設定だったが、博士という設定も同時に消滅したので、父親には海外に単身赴任してもらった。
読みきりで語れる情報量も限られているので、レギュラーはなるべく減らしたいのだ。
性格はドS。羊いじめが日課になっている。
低血圧で怒りっぽい。そして怒るときは静かで怖い。
だけどおひつじくんと二人きりの生活なのでだいぶ信頼している。
[0回]
~ここから馬鹿が無駄話、長いから読まなくても~
今回は色々なことを考えた。無駄に。
仮に、もしこんな世界が本当にあったら、世界はどんな風に動くんだろうか。
動物保護団体という言葉が浮かんだ。こんな生物が社会に登場したら、人間と同じように扱うべきだという意見も出るだろう。
人間並の知能を持つ動物、乙女木さん宅では家政婦みたいなことになっている。
体はアレだが、手先は器用なのだ。
いっそワシはこの「アニメル」を人として設定する。この世界にも「飼い主」「ペット」という形式はあるが、それも昔とは違いもっと形式的な呼び名だ。実質は家族でいいのだ。家族で。
だが、一番考えたのが食肉はどう捉えられているのか。
食卓に肉が並んだとき、それはどうしてもグロテスクなものに映ってしまうだろうなぁ、と考えてしまった。
おひつじくんという「人物」がいる世界で、ジンギスカンを出す店があったらどうだろう。
ワシが飼い主だったら吐き気をもよおすだろう。
かといって世界中がベジタリアンになるなどそんな夢みたいな話。
食肉が禁止になったらなったで裏取引だのなんだのが出回るとかかんぐってしまう。
そして、いっそのこと、線引きをすることにした。
動物保護団体の活発な活動により、食肉は「制限された」ということに。
豚・牛・鳥の3種類の肉だけ、食肉を許可された世界。
それと同時に、その3種をアニメル化することは禁止。
羊や馬を食べていた時代はもう数十年前、という世界を作ることにした。
牛や豚や鳥には気の毒だが、これがちょうどいい調整だろう。そう信じることにする。
こんな設定なんて、読む側からしたらどうでもいいし、こんなに長々と語ることも無駄だと思う。
だが、作る側としての「納得」は必要なんだな、と今回強く感じた。
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